躍動するコンパス。目を閉じて耳を傾けていると、彼の足で刻まれるリズムはまぎれもないフラメンコそのものなのです。それでも、彼の上肢が描く自由な造形は、コンテンポラリー・ダンスといった方が収まりがいいような気がします。
“イスラエル・ガルバン、名古屋で「SOLO」と「FLA.CO.MEN」をW公演” の続きを読む
flamenco festival in Tokyo 2013「楽屋で乾杯」
2013年10月12日から14日の三日間、新宿文化センターにおいて「flamenco festival in Tokyo」が開催されました。
プロデューサーは、ミゲル マリン。出演は、ベレン マジャ、マヌエル リニャン、イスラエル ガルバン、ロシオ モリーナ。フラメンコの新時代を切り開こうとする今回の作品は、私の中にあったフラメンコという枠に大きな衝撃を与えていきました。
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エバ ジェルバブエナ、最優秀女性舞踊家部門にノミネー
2013年11月8日、英国ナショナル ダンス アワード、2014年度のノミネートが発表された。
バレエ、コンテンポラリーだけでなく、広く舞踊を対象にした賞だが、今年はおそらく史上初めて、フラメンコダンサーが3人、同時にノミネートされた。
その3人が3人ともロンドン フラメンコ フェスティバルの出演者であり、東京のフェスティバルの出演者でもある。
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【写真】 イスラエル ガルバン と楽屋で乾杯。
2013年10月13日、新宿文化センターにて。
イスラエル ガルバン「ソロ」
イスラエル ガルバン の「ソロ」。その名の通り、全くの独り舞台。2012年、セビージャのビエナルという、世界最大の フラメンコ フェスティバル での公演の映像だ。
聞こえてくるのは靴音だけではない。身体を叩き、こすり出る音たち。そのかたち。すべてが フラメンコ だ。
音楽がいらないのではない。彼の中に音楽があるのだ。
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イスラエル ガルバン 「黄金時代」
一人で踊りまくるのは イスラエル ガルバン。
フラメンコ を変えたダンサー。歌もギターも聞こえません。が、その靴音が、身体を叩く音が、いや彼の動きそのものが音楽をつくっていくのです。 フラメンコ を変えた踊り手の代表作「黄金時代」。2007年バルセロナでの フラメンコ フェスティバル での公演の一部分。
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