ベレン マジャ と ロシオ モリーナ によるロマンセ

2008年2月ヘレスのフェスティバルで初演された「ムヘーレス」の一場面。

「ムヘーレス」はベレンの父で不世出のフラメンコ舞踊家マリオ マジャがベレンとロシオ、そしてベテラン舞踊家メルチェ エスメラルダという世代の違う三人の女性フラメンコ舞踊家のためにつくった作品です。同じ年の9月にマリオは亡くなったので彼の遺作となりました。

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映像が暗くて見にくいかもしれませんが、ここでみられる舞踊は、人々がフラメンコという言葉でイメージするような華やかさや激しさはあまりみえないかもしれません。どちらかというと地味で静かでスタイリッシュ。これもフラメンコなのです。

ロマンセという、フラメンコに数ある曲種の中でもプリミティブなものに、最先端の振付けをしたことで両方の魅力がより浮き立つのではないでしょうか。


志風恭子
『flamenco festival in Tokyo 公式ブログ』より