先日ご紹介した、 イギリスでの フラメンコ フラッシュ モブ を参考にしながら、日本での フラメンコ フラッシュ モブの構成について考えたいと思います。
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2013年2月22日金曜日、ロンドンのセント パンクラス駅でフラッシュ モブが催されました。セント パンクラス駅は、ロンドンの主要ターミナル駅のひとつとのことですので、平日でもそれなりの人出があったようです。
都内でいえば、東京駅や上野、池袋、新宿、渋谷、品川のような場所でしょうか。車での移動が中心の地域では必ずしも駅が賑わっているとはいえませんが、横浜駅や大阪の梅田駅、福岡の天神駅あたりは、いつも人通りが多いような気がします。ただし、場所によっては事前の使用許可がいりそうです。
この日のフラッシュ モブは、毎年ロンドンで開催されているフラメンコ フェスティバルが10年目を迎えたことを記念したイベントだったようです。主催は、イギリスにあるスペイン政府観光局です。カンテ(唄い手)とギターにはマイクがセッティングされていますので、フラッシュ モブ形式のミニ ライブと言えるでしょう。
日本のスペイン政府観光局も企画すればいいのにと思って電話をしてみたのですが、在日のスペイン政府観光局は観光業界向けのセミナーが中心で一般向けのイベントはほとんど行っていないとのことでした。残念です。

では、ロンドンでのフラッシュ モブの流れを見ていきましょう。
円陣を組んだ数人のパルマの中で男性舞踊手のソロが始まります。曲は、タンゴです。2人の女性が、見物人のおじ様を巻き込みながら後を引き継ぎます。ソロの長さは、それぞれ8から10コンパス位でしょうか。
再び男性のサパテアードに戻って、テンポを上げていきます。ここでギター伴奏が入り、15人前後のバイラオーラによる群舞で一度踊りを締めます。カンテの歌をきっかけに、いよいよ全員参加の群舞です。フラメンコが会場一杯にひろがって、締め歌を合図にそれぞれ散開します。
私は、このフラッシュ モブの流れを一つのモデルにできればと考えています。
フラメンコ フラッシュ モブの基本構成(案)
- パルマまたは、カホンでコンパスを刻む。
- 無伴奏でのソロ パート。1〜3人。
- ギター伴奏が加わり、10人前後による群舞。
- マチョで、一度曲を締める。
- カンテが入り、参加者全員の群舞で盛り上げる。
- 曲に合わせて、各自その場を離れる。
これを基本形として、当日の環境や参加状況に合わせて伴奏やソロ パートなどアレンジすれば良いのかなと思っています。
いかがでしょうか。ご意見をお聞かせください。