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古田新太、小泉今日子、高畑充希らが出演の歌謡ファンク喜劇「いやおうなしに」

iyaounashini
今年は、2月4日が立春だったようです。厳しい寒さは日々続いていますが、いまが冬の底にあって、これからはゆっくりと春に向かっていくのだと思うと、少しだけ気持ちを前向きにさせてくれます。

先月、今年はじめての舞台を観てきました。古田新太さん、小泉今日子さん、高畑充希さんなど、NHKの連続テレビ小説で楽しませてくれた、豪華キャスト陣がお届けしている歌謡ファンク喜劇「いやおうなしに」です。

古田新太さんと小泉今日子さんは、「あまちゃん」(2013年4月)で荒巻太一役と天野春子役で共演。高畑充希さんは、「ごちそうさん」(2013年9月)に主人公の義理の妹を西門希子(のりこ)役で出演していました。高畑充樹さんは、大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年)や、現在放映中の「問題のあるレストラン」でも活躍しています。そして、「ごちそうさん」からはもう一人、どうしようもない絵本作家の室井役を演じていた山中崇さんもこの舞台に登場してきます。


茶の間でお馴染みの面々が演じるのは東京の郊外に住む、どうしようもない人々。何をやってもうまく行かない不幸続きの真壁太一(古田新太)と奈美子(小泉今日子)夫妻は、再起をかけてホルモン屋のチェーン店を開きました。そんな両親を明るく応援する娘 芳奈(高畑充希)は、転校したばかりの高校で野球部のマネージャーを務めています。

お金はないけれど、それなりに幸せそうに見える家族なのですが…。彼らを含め、開店初日から様々な事情を抱えた人々が、小さな店内に足を踏み入れてきます。

どうしようもない人々が起こす、どうしようもない問題の、どうしようもない理由とは。


音楽を担当するのは、演劇人の間で圧倒的な人気を誇るファンクバンド、Only Love Hurts(面影ラッキーホール)です。

代表曲は、「好きな男の名前腕にコンパスの針でかいた」「あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて」「俺のせいで甲子園に行けなかった」など。目を背けたくなるような現実。それでも、日々のニュースなどでも耳にする、現実の社会。独特な歌詞と懐かしいメロディーで映し出す世界感が、強いインパクトをもって聴く者の心に切なさを残していきます。


はじめて間近で見た小泉今日子さんは、本当に小さくて、可愛くて。「あなたに会えて良かった」と思わせる、時代を超えた永遠のアイドルです。そして、生で彼女の歌声を聴けてとても幸せでした。

古田新太さんは、「あまちゃん」の太巻氏役が面白くて、大好きな俳優さんです。そのまんまの存在感とユーモアたっぷりの演技で、客席を引き込んでいきます。新たな発見は、彼のラップが格好良かったこと。良い声をしています。

高畑充樹さんは、いま私が注目している若手女優さんの一人です。演技力もさることながら、歌が本当に素晴らしいです。生ものの舞台で、音程も完璧。これからも、テレビだけではなく、ミュージカル女優としても活躍を続けて欲しいと思います。

歌謡ファンク喜劇「いやおうなしに」は、5都市のツアーを終えて、渋谷のパルコ劇場にて上演中です。R指定すれすれの物語ではございますが、人生の底にある人間達が巻き起こす、切なくて、どうしようもない人間ドラマをお楽しみください。


ご紹介の動画は、2015年1月8日にKAAT 神奈川芸術劇場で行われたの公開舞台稽古の模様を撮影したものです。

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