2014年7月3日、高円寺にあるタブラオ エスペランサにて、フラメンコギターデュオの徳永兄弟に会った。楽屋に現れた二人は、新潟県出身。中学校を卒業するとすぐにスペインへ渡り、セビージャにあるクリスティーナ へレン フラメンコ音楽学院に入学、全課程を修了している。
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兄の健太郎さん(写真左)は、2009年の日本フラメンコ協会新人公演において奨励賞を受賞。2010年、セビージャで開かれた「若手フラメンココンクール」では準優勝。同年12月には、ロぺ デ ベガ劇場にて「Ⅵ Gala Flamenca」へ出演し、ヘラルド ヌニェスより「今最も期待されるギタリスト」として表彰されている。
弟の康次郎さん(写真右)は、2010年の日本フラメンコ協会新人公演で奨励賞を受賞。2012年、「ペーニャフラメンコ若手コンクール」において準優勝の経歴を持つ。二人は日本だけではなく、本場スペインでも実力を認められた、実力派の兄弟デュオだ。
彼らの奏でる旋律は、どこかスペインに流れるさわやかな風を感じさせる。兄弟だからこその、息の合ったユニゾンも美しい。兄の健太郎さんは目に勢いがあり、カホンを相手にリズム遊びを楽しむ。弟の康次郎さんは少し控えめな感じで、本番前の指ならしに余念がない。
アルマ フラメンカと一緒に全国ツアーを回っている彼らに「いろいろと鍛えらるね」と問いかけると、「はい、とくに肝臓が…」と苦笑いをしていた。